津久見市「イルカ島」にアカウミガメ仲間入り 「生態知り海洋ごみの影響考えて」

仲間入りした生後8カ月のアカウミガメ=津久見市四浦の「つくみイルカ島」

 【津久見】津久見市四浦の「つくみイルカ島」にアカウミガメ5匹が仲間入りした。海洋ごみを食べて死んでしまうケースが多いウミガメの生態を知ってもらい、環境問題について考えてもらう狙い。
 同施設が昨年から取り組む「持続可能な開発目標(SDGs)」企画の第2弾。
 アカウミガメは生後8カ月で、甲長は10センチほど。性別はまだ分かっていない。保護活動に取り組むNPO法人おおいた環境保全フォーラム(大分市・内田桂代表理事)が提供した。
 施設屋内に設けたSDGsコーナーの中央に水槽を設置。壁面にはウミガメの一生を表したパネルを掲示し、死んだカメの内臓から見つかったプラスチックごみなども展示している。
 夏ごろまで飼育し、ある程度の大きさまで育てたら放流するという。浜田泰典飼育員(38)は「赤ちゃんカメが愛らしく泳ぐ姿を楽しみながら、海洋ごみが与える影響について考えてもらいたい」と話した。

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