【高校受験学習アドバイス】問題演習に十分な時間と量を

 2学期に入り、受験勉強に本腰を入れる人も多いだろう。通常の授業が進みながらの学習になる中で、日々の勉強に追われていては受験に太刀打ちできない。2学期からはいかに「受験のための勉強」に時間を充てられるかがポイントになる。これまでの学習に最低2時間はプラスし、受験勉強に充てたい。十分な時間と量を確保し、力を付けよう。
 今はとにかく問題を解くことが重要。新研究が基本だが、レベルが易しかったり、量が少なかったりするため問題集を買うなどして補強して取り組もう。夏休みでインプットしたものを2学期にアウトプットしていく感覚。学習した内容を覚えているか、覚えたことを使えるかを確認するためにも演習は欠かせない。
 問題を解く際には時間を意識すること。大問ごとに時間を設定し、できるだけ早く解けるようになろう。入試本番でも時間配分が点数に大きく関わってくる。特に数学に関しては諦めることが必要な場面もある。時間がかかりそうな問題や、解き方が全く浮かばない場合は後回しにするなど、見極める力を身に付けたい。
 教科によっては過去問に取り組むのもお勧め。学年ごとの履修内容があまり影響しない国語は今からでもチャレンジできる。理科・社会は大問ごとに単元が分かれているので習った単元だけでも解いてみよう。英語は長文のどこかに未履修内容が入ってくることがあるため、11月ごろからチャレンジしても遅くない。数学は関数の融合問題や図形において、3年で習う知識が必要な問題があるので、今は既習単元の演習を優先しよう。
 夏休みに一通り勉強し、この時期は「どう勉強したらいいか分からない」という人もいるだろう。苦手な科目ほど勉強方法が分からないものだ。得意な教科はレベルの高い問題にチャレンジし、苦手な教科は平均的なレベルを解けるようにすること。教科ごとに到達目標が異なることを意識し、5教科バランスよく取り組もう。

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