競歩・池田向希の処分取り消し

池田向希

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は23日、陸上男子20キロ競歩で2021年東京五輪銀メダルの池田向希(28)=旭化成=にドーピング違反があったとして科されていた4年間の資格停止処分を取り消すと発表した。池田の不服申し立てが全面的に認められ、ただちに競技復帰が可能とした。絶望的な状況だった28年ロサンゼルス五輪出場に道が開けた。

 血液ドーピングの疑いがあった池田は専門家の意見を含めて違反をしていない医学的証拠を提出し、今年5月の聴聞会に臨んだ。CASは異常な数値は認められたが、血液ドーピングではなく、生理学的特徴などによるものと判断した。主張が支持された池田は所属先を通じ「自分自身の権利と競技人生を守るため、正面から向き合ってきました。この経験を糧に競技に真摯に向き合い、結果で応えられるよう努力していきます」とコメントした。

 24年6月に世界陸連の独立監視部門「インテグリティー・ユニット(AIU)」からドーピングの疑いがあるとの通知を受け、25年2月に処分が正式発表されていた。(共同)

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