柔道阿部兄妹、3年ぶり同日V

金メダルを手にする女子52キロ級の阿部詩(左)と男子66キロ級の阿部一二三=バクー(共同)

 【バクー共同】柔道の世界選手権第2日が5日、アゼルバイジャンのバクーで行われ、男子66キロ級の阿部一二三と女子52キロ級の阿部詩(ともにパーク24)が3年ぶりにそろって優勝した。柔道界の顔は「素直にうれしい」と、表彰式前にハイタッチを交わすなど喜びを分かち合った。

 2021年の東京五輪もそろって金メダルをつかんだが、2年前のパリ五輪は詩が2回戦敗退。大観衆の前で号泣しながら引き揚げた妹を気遣いつつ闘い、兄は優勝した。昨年の世界選手権は詩が制した一方、一二三は3位にとどまった。

 今大会は2人とも苦戦が続き、詩は「兄の闘いを初戦から見ると、きついなあと思った。それでも勝ち上がってくるのは本当にすごい」と感心。一二三は「妹も今までは圧倒的に勝ってきたが、苦しい試合もあった。それもチャンピオンの宿命。自分もまだまだ成長できる」と奮い立った。

 兄妹が目指すのは28年ロサンゼルス五輪の金メダルだ。29歳の兄が「夢をかなえるために人生を懸ける」と決意を示せば、26歳の妹は「このまま突っ走りたい」。

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