【ワシントン共同】男子テニスで元世界ランキング4位の錦織圭(ユニクロ)が27日、ワシントンで行われたムバダラDCオープンのシングルス1回戦で、4月に今季限りでの現役引退を表明後初のツアー大会出場を果たし、世界270位の商竣程(中国)に6―7、6―3、6―4の逆転勝ちで2回戦に進んだ。ツアーでは昨年5月以来の勝利を挙げ「勝つのは、いつだってうれしい。こういう大きな大会で勝つのは格別」と実感を込めた。
現世界721位で36歳の錦織は2015年に優勝した大会に、主催者推薦で出場した。第1セットをタイブレークの末に落とし「僕の方がチャンスがあったのでメンタル的に嫌な感じだった」展開で、サーブを軸に立て直した。切れ味鋭いバックハンドにドロップショットも光り「サーブが良かったので、リスクを背負ってリターンゲームを攻められたのが勝因」と言う。好プレーの連続で、引退撤回の可能性を問われると「まあ優勝したら考えます、ちょっとだけ」と答え、報道陣を笑わせた。