【ワシントン共同】サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会で、国際サッカー連盟(FIFA)は5日、直近の1日の試合で退場処分を受けた米国代表FWのバログンの出場停止処分を1年間猶予すると発表した。米当局者によると、トランプ大統領が1日にFIFAのインファンティノ会長に電話し、処分見直しを求めていた。FIFAの異例対応により、バログンは6日(日本時間7日)のベルギーとの決勝トーナメント2回戦に出場可能となった。
トランプ氏の介入を受け、FIFAが米国に有利な判断を下した可能性があり、世界最高峰のスポーツイベントの公平性や政治的中立性が問われる事態となった。
ベルギー協会は「がくぜんとしている。全ての参加チームの正当な権利を守り、フェアプレーの原則を守るため、あらゆる対応を検討している」とコメント。欧州サッカー連盟(UEFA)は6日、声明で「前代未聞で理解不能、正当化できない決定」だと表明し「一線を越えた。ルールが保証されないのなら、大会の信頼が損なわれる」と強く非難した。