プロ野球巨人の阿部慎之助前監督は、黒いスーツにネクタイ、白のシャツで記者会見場に現れ、深々と頭を下げた。「伝統ある巨人軍監督の名も汚してしまった」。涙を流し、何度も詰まりながら必死に言葉をつなぐ姿に、招いた事態の重さを感じさせた。
26日の朝、山口寿一オーナーと面会し、謝罪して辞任の意思を伝えた。その後に臨んだ会見では疲れ切ったような表情。2年ぶりのセ・リーグ優勝を目指すチームを、自らの不祥事により志半ばで離れることに。仲間への思いを問われると、30秒近い沈黙の後に「こういう形で去るということは、本当にご迷惑をかけたなと思います」と絞り出した。
「多大なご心配とご迷惑をかけました」「深く謝罪したい気持ちでいっぱいでございます」。強い後悔を感じさせる言葉を何度も重ねた上で「娘も高校3年生という年頃な子ですので、どうか皆さま温かく見守っていただければ幸いです」と話し、何とか家族を守りたい思いをにじませた。