【ニューヨーク共同】男子テニスの錦織圭(36)=ユニクロ=が今季限りで現役引退することを決断したと4月30日、自身のSNSで発表した。「『世界で戦いたい』という思いだけを胸に走り続けてきた。トップ10という場所までたどり着けたことは自分にとって大きな誇り」と記した。
島根県出身の錦織は14年の全米オープンでは日本勢初の四大大会シングルス準優勝。15年には現行のランキング制度で日本男子の史上最高位となる4位を記録した。
16年リオデジャネイロ五輪のシングルスでは3位に入り、日本勢として96年ぶりのメダルを獲得した。ツアーは通算12勝をマークし、日本の第一人者として一時代を築いた。
近年はけが続きで22年1月に股関節の手術を受けた。その後も左膝や腰、右肩と故障が相次いだ。最新の世界ランクは464位で、四大大会出場は昨年の全豪オープンを最後に遠ざかっていた。SNSでは「『テニスが好きだ』『もっと強くなれる』という思いが、何度でも自分をコートに戻してくれた」と選手生活を振り返った。