プロ野球巨人の田中将大投手(37)が10日、東日本大震災発生から11日で15年を迎えるのを前に「『3・11だから』ではなく、『15年の節目だから』でもなく、これからも僕は僕がするべきこと、できることを考え、そして行動していきたい」と球団を通じコメントを出した。
15年前は東北に本拠地を置く楽天でプレーしていた。「被災地の惨状を目の当たりにし、『自分は野球をしていいのだろうか』という葛藤もあった」と当時を振り返る。だが、試合を見た被災者から「元気をもらいました、ありがとう」と声をかけてもらったことが力になったという。
巨人へ移籍してからも東北への思いは変わらず、昨年11月には宮城県内で野球教室を開き、防災訓練にも参加。震災未経験の子どもが増えたと実感したそうで「自然災害への備えについて考えるきっかけにしてもらえるような活動を続けていく。東北に育ててもらった自分の使命」とした。
昨季に史上4人目の日米通算200勝を達成し、今季は20年目のシーズン。「選手としてベストを尽くすことで、見ている方々に何かを受け取ってもらえるのであれば、それはとてもありがたいこと。今季もまず、チームの勝利のために全力で腕を振る」と話した。