スピードスケートのミラノ・コルティナ冬季五輪代表選考会を兼ねた全日本選手権は26日、長野市エムウェーブで開幕し、男子500メートルは森重航(オカモトグループ)が34秒36の国内最高記録で初優勝。銅メダルの北京五輪に続き、2度目の代表を確実とした。34秒40で2位の新濱立也(高崎健康福祉大職)も代表を手中に収めた。
2人は日本連盟が設定した派遣標準記録の最高位「SS」の34秒51を上回った。3位は倉坪克拓(長野県競技力向上対策本部)で34秒66。村上右磨(高堂建設)は7位、広瀬勇太(高崎健康福祉大)は16位に終わった。
女子500メートルは既に代表確実の吉田雪乃(寿広)が37秒36の大会新記録で初優勝。高木美帆(TOKIOインカラミ)は37秒60の2位で、北京五輪銀メダルの同種目で出場権獲得を有力にした。高木はワールドカップ(W杯)の結果で日本連盟の基準を満たし、1000メートルと1500メートルで代表入りを決めている。