部活改革予算、実質2倍超え

東京都渋谷区の部活動の地域展開を視察するスポーツ庁の河合純一長官(右)=23日

 政府の2026年度予算案で、公立中学校の部活動を民間団体などに委ねる地域展開(地域移行)に57億円が計上された。政府が一体的な編成方針を掲げている25年度補正予算で82億円を確保しており、実質額で合計139億円となる。25年度当初と24年度補正の合計額は66億円で、その2倍を超えた。

 来年度当初予算案に盛り込まれたのは、指導者への謝金や道具代といったクラブ活動費としての25億円など。体験格差を生まないため、経済的困窮世帯の生徒への支援として、9億円も盛り込んだ。休日のクラブ参加費の目安を月額千~3千円とし、困窮世帯に関しては、その範囲内で全額を国と自治体で半分ずつ負担する仕組みとする。

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