超党派のスポーツ議員連盟は16日、国会内で役員会を開き、スポーツ界で賭博に関するトラブルが相次いでいることを受け、八百長などの不正操作防止や、選手や審判の人権保護を検討するプロジェクトチーム(PT)の設置を決めた。座長は山下貴司元法相が務め、法整備も含めた対策を議論。スポーツの根幹である公正性、公平性の担保を図る。
海外では賭博が発端とみられる選手、審判らへの脅迫、誹謗中傷も深刻化している。
役員会では、海外で合法化の動きもある「スポーツベッティング」を国内で解禁しない方針を改めて確認した。法律で認められているスポーツ振興くじと異なり、ベッティングは刑法の賭博罪に該当する。