フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦、NHK杯で女子2連覇の坂本花織(シスメックス)が9日、大阪府内で取材に応じ、進出を決めた12月のGPファイナル(名古屋)へ「もう1段上を目指していけるように頑張りたい」と成長を誓った。現役ラストシーズンのファイナルはミラノ・コルティナ冬季五輪代表選考で重要な位置付けとなる。
8日はフリーと合計で今季世界最高得点をマーク。地元関西で出場する最後のGPを2位に約27点差の圧勝で飾り「めったにない機会。いろんな人に恩返しできたかな」と笑みを浮かべた。
今季GP初戦を制した男子の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)は「(合計)300点以上を狙っていたので、届かなかったのはすごく悔しい」と喜びは控えめだった。
2位でファイナル進出を決めた21歳の佐藤駿(エームサービス・明大)は「現役で最後の自国ファイナルになると思う。すごく出たかったので、出場できてうれしい」と明るい表情で話した。