阪神の藤川球児監督が4日、高知県安芸市で若手主体に行っている秋季キャンプに合流した。日本シリーズ敗退から5日後と、休む間もなく来季へ向けた戦力発掘に動き出し「びっくりするくらい選手が伸びている。集中力高くやっていた」と満足そうに話した。
リーグ連覇の課題として、右投げで速球を武器とするリリーフの育成に力を入れる方針。早速ブルペンに向かい、新人年の今季11試合に救援登板した木下に身ぶり手ぶりを交えて指導した。「(ホーム)ベース板での球の強さを出そう」との狙いで、投球フォームについて助言を送った。
故郷高知に凱旋した監督は今キャンプ中、中日と練習試合を2試合行う予定と明かした。