大相撲九州場所(11月9日初日・福岡国際センター)で錣山部屋が今年から日本ラグビー協会の強化拠点、ジャパンベース(福岡市東区)に宿舎を構えることになり、27日に公開された。
知人の紹介で異例の交流が実現したという錣山親方(元小結豊真将)は「ものすごい設備。大相撲は伝統文化を守るのも大事だが、強くなるためには最先端の技術が必要だと思う」と話した。
親方や力士らはクラブハウスで寝泊まりし、夕食は選手が普段利用する食堂で管理栄養士による料理を食べる。部屋頭の幕内阿炎は天然芝のグラウンドで見事なキックを披露し「走って闘うラグビー選手のフィジカルは最強。朝起きて部屋から外を見ると、ストレスが軽減される」と笑った。