選手のビザ発給拒否「深い懸念」

 【アンジェ(フランス)共同】国際オリンピック委員会(IOC)は17日、体操の世界選手権(19日開幕・ジャカルタ)を開催するインドネシアがイスラエル選手のビザ発給を拒否した決定を巡り、スポーツの政治的中立に反するとして声明で「深い懸念」を示した。人口の9割近くをイスラム教徒が占めるインドネシアは、イスラエルのパレスチナ自治区ガザ攻撃を非難してきた。

 IOCはインドネシア政府や国際体操連盟(FIG)と調整を図ってきたが、解決策を見いだせていないと指摘。「スポーツは選手が夢をかなえる安全な場であり続けねばならない。選手は政治的決定の責任を負うべきではない」と訴えた。

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