日本ボクシングコミッション(JBC)は19日、国際ボクシング連盟(IBF)が元世界王者の重岡優大さんに特別チャンピオンベルトを授与すると発表した。重岡優さんは、5月の試合後に開頭手術を受けた弟でIBFミニマム級前王者の重岡銀次朗(ワタナベ)のリハビリを支援するため8月に引退。IBFが、その決断に敬意を表し贈呈を決めた。
授与式は今月21日に熊本県宇城市で行われる。IBFは「優大さんは多くの人ができない決断をした。責任感、兄弟愛を示し、その選択は尊厳がある」などとコメントし、名誉王者に認定する意向も示している。
重岡銀は現在も入院中だが、徐々に回復しつつあるという。