大阪・関西万博で13日、フランスのナショナルデーの一環として、柔道を通じた日仏交流イベントが行われた。女子48キロ級で活躍した谷亮子さん、男子60キロ級で五輪3連覇の野村忠宏さん、昨夏の地元パリ五輪で男子100キロ超級を制したテディ・リネール選手らが約50人の子どもたちに、柔道の教育的価値を伝えた。
「ヤワラちゃん」の愛称で一時代を築いた谷さんは「自制」について説明。「相手や仲間を尊敬する心を持つことを柔道を通して学んだ」と話した。
野村さんは「勇気」について説き「小さな勇気を振り絞りながら一歩一歩進み、五輪の道につながった。柔道とともに勇気を学びながら強くなってもらいたい」と呼びかけた。