大相撲の横綱豊昇龍は10日、休場明けの秋場所(14日初日・両国国技館)に向け、東京都台東区の立浪部屋で出稽古に来た幕内欧勝馬と8番取った。3勝5敗だったが「動きの確認をしただけ。欧勝馬が来てくれていい稽古になった」と収穫を口にした。
名古屋場所は左足親指負傷で途中休場。夏巡業では左肩を痛めた。9日は「いろいろ治療していた」と稽古を休んだ。この日は右四つでじっくり胸を合わせ、実戦感覚を確かめるような慎重な取り口が目立った。
春場所休場の原因となった右肘にサポーターを巻いたが「場所ではつけない」ときっぱり。今後は基礎運動を中心に調整、稽古の番数が少ないまま初日を迎えることになりそうだ。