大谷「いけるよ」力投

オリオールズ戦に先発登板したドジャース・大谷。3回2/3を無失点で勝敗は付かなかった=ボルティモア(共同)

 オリオールズ戦に先発予定だったグラスノーが背中に張りを訴え、白羽の矢が立ったのは開始約5時間前。ドジャースの大谷は、宿舎で連絡を受け「いけるよ」と快諾。体調不良で3日の登板を回避し、8日に変更していた先発を前倒し。5日、急きょ上がったマウンドで力投した。

 22球投じた直球の半数が100マイル(約161キロ)以上。三回まで散発2安打に抑え、四回は無死三塁とされて160キロ超を連発した。5番打者から空振り三振を奪い、続くリベラにファウルにされた3球目が約163キロで、この日最速を計測した。5球目は144キロのスイーパーを約36センチも曲げて空振り三振に。「最後はちょっと力を入れて投げた」と涼しい顔だった。

 ここで球数が70球に達してお役御免。点を与えずに後ろにつなぎ「中継ぎの負担を減らすのも大事な仕事」と語った。だが、チームは1―2でサヨナラ負けで4連敗。2位パドレスも敗れ2ゲーム差で地区1位は変わらないが「フラストレーションがたまる。結果を出したい気持ちが先行し過ぎて、空回りした状態が続いている」と話した。

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