競泳の世界ジュニア選手権（ルーマニア）に出場した日本代表が２６日、成田空港に帰国し、男子平泳ぎの注目株で１６歳の大橋信（枚方ＳＳ）は「個人では優勝できなくて、かなり悔しい」と振り返った。混合と男子の４００メートルメドレーリレーで金メダルを獲得したが、個人の平泳ぎ３種目は銀２銅１だった。
２００メートル平泳ぎは７月に２分６秒９１の高校新記録を樹立。シニアを含めた今季の世界ランキング１位で、今大会も活躍が期待されていたが「その重圧に負けてしまった。緊張で肩が力んだ」と、２分７秒５６で２位だった。２０２８年ロサンゼルス五輪を見据え、精神面の成長を誓った。
１８歳の今福和志（枚方ＳＳ）は、男子８００メートル自由形で７分４８秒３４の日本新をマークして２位。ただ、胃腸炎の影響もあっただけに「まだまだ力を出せた」と満足していない様子だった。