京都国際のエース西村は6回10安打9失点で最後の夏を終えた。連覇への道は途絶え「気持ちは切らさず投げ切れたが、自分の球が通用しなかった。相手が上だった」と潔く話した。
1―0の二回、4番打者に「少しだけ甘く入った」という直球を左翼ポール際に運ばれる。さら3連打を浴び、失策もあって5失点。制球もやや不安定で、五回には四死球から満塁とされ、走者一掃の三塁打を許した。
昨夏の初優勝の瞬間にマウンドに立っていた左腕。今後は大学進学の予定。「去年の甲子園で目標が大きく変わり、将来はプロになりたいと思う。すごく成長させてもらった場所」と涙をこらえ聖地を去った。