ノルディックスキー複合男子の渡部暁斗(北野建設)が11日、環境保全や次世代のスキー選手育成を目指し、地元の長野県白馬村に30万円を寄付した。マネジメント会社を通じて企業版ふるさと納税の制度を利用。白馬村で取材に応じた冬季五輪3大会連続メダリストは「結果を出すだけの選手は必要とされなくなってきた。自分のスポーツ活動を通じて社会に還元できれば」と語った。
3年前からヘルメットスポンサーの広告料約100万円で、温室効果ガスの削減や吸収量を売買できる制度を用い、家族分の排出量を実質ゼロとするカーボンオフセットに取り組んできた。今回の寄付は、実際の排出量を減らしたことで余った分から捻出した。