長崎への原爆投下から80年を迎えた9日、サッカーのJリーグ2部で長崎が長崎市の本拠地ピーススタジアムbySoftBankで札幌戦に臨んだ。被爆地にあるクラブとして平和を願ってプレーし、2―1で勝利した。
長崎はかねて本拠地で平和祈念試合を開催しており、今年は「原爆の日」に行われた。試合に先立って長崎で主将を務めるMF山口蛍が「長崎を最後の被爆地に、この揺るぎない誓いを胸に私たちは歩み続ける」と平和宣言を読み上げ、選手らは黙とうをささげた。
長崎県出身で、現役時代にJ1広島でもプレーした長崎の高木琢也監督は「特別な日に試合ができたことに感謝している。世界に平和を発信できたと思う」と語った。