陸上男子100メートルパリ五輪代表のサニブラウン・ハキーム(東レ)が3日、海外でのトレーニングへの出発前に羽田空港で取材に応じ、7月の日本選手権前に骨挫傷を負った右股関節上部の状況について「痛みはもう全くない。先週からスパイクを履いて練習し、出力も結構上げられている」と回復ぶりを強調した。
遠征中にタイミングが合えば、レースに出る可能性もあるという。この日、桐生祥秀(日本生命)と守祐陽(大東大)が世界選手権東京大会の参加標準記録をクリア。代表争いで3番手に後退したが「焦っても仕方ない。先のことを考えず、自分のやるべきことをしっかりやっていきたい」と淡々と話した。