レスリングの世界選手権(9月・ザクレブ)男子フリースタイル日本代表が2日、強化合宿を東京都内で公開し、パリ五輪65キロ級金メダルの清岡幸大郎(カクシングループ)らが緊張感あふれるスパーリングを披露した。清岡は「チャレンジャーという気持ちを持ち続け、どうやって勝つか考える」と力強く語った。
24歳の清岡は世界選手権初出場。3年後のロサンゼルス五輪を見据え「ゼロからのスタート」と表情を引き締めた。2021年東京五輪65キロ級覇者で、4月に現役引退を発表した乙黒拓斗さんが日本代表のコーチ陣に加わった。かつての宿敵の助言も受けられ「心強い。どんどん教えていただく」と喜んだ。