日本相撲協会は31日、東京・両国国技館で理事会を開き、大相撲秋場所後の9月29日付で熊ケ谷親方(42)=元幕内玉飛鳥、本名高橋大輔、愛知県出身=が年寄「大嶽」を襲名し、大嶽部屋を継承することを承認した。9月下旬に65歳の協会定年を迎える大嶽親方(64)=元十両大竜、本名佐藤忠博、大阪府出身=は再雇用で年寄「熊ケ谷」として協会に残り、引き続き大嶽部屋に所属する。
熊ケ谷親方は大嶽部屋と同じ二所ノ関一門の片男波部屋付きで指導している。大嶽部屋は元横綱大鵬が1971年に二所ノ関部屋から独立して創設した大鵬部屋の流れをくむ。名古屋場所の番付では元大鵬の孫、幕内王鵬ら10人の力士が在籍。