「選手ファースト」で暑熱対策

厳しい暑さのため、陸上競技場で見られた「逃げ水」=25日、広島市のホットスタッフフィールド広島

 中国5県を中心に開催される全国高校総合体育大会は25日、広島市で陸上が始まり、選手の健康を猛暑から守ることを第一に、一部の種目では暑さが和らぐ夕方以降に実施するなど熱中症防止の対策が取られた。

 陸上の会場ではレース後に冷水を体にかけられるエリアが設けられ、全身を冷やすことができるアイスバスを屋内に設置。男子1500メートルと女子5000メートル競歩は予選を行わず、タイムレースによる決勝を薄暮の午後6時半過ぎから実施した。

 気温は日中の最高35度から、7時には30度に低下。環境省によると暑さ指数(WBGT)は5時まで厳重警戒レベルだったが、レースの頃には警戒に落ち着いた。

 100メートルから800メートルまでのレースは本数が減るなど大会方式が22日に急きょ変更されたため、選手からは戸惑いの声も聞かれたが、男子400メートル予選に出場した選手は「間隔が短く、休みが取れないレースは嫌いなので(変更は)良かった」と前向きに捉えた。

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