米五輪委トランス選手禁止

東京・お台場の五輪マークのモニュメント=2021年6月

 【ニューヨーク共同】米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は22日、米国オリンピック・パラリンピック委員会が21日に規定を変更し、男性として生まれ、女性を自認するトランスジェンダー選手の女子競技参加を禁止したと報じた。米国内の各競技団体が規定に従う必要があるため影響は大きいが、委員会は変更を公表していなかった。

 トランプ大統領が2月、トランスジェンダー選手の女子競技参加を禁じる大統領令に署名したことを受けた措置。委員会の新たな規定はトランスジェンダーに直接触れず「(当該の)大統領令に沿って女性に公平で安全な競技環境を保証する」としている。

 委員会は同紙の取材に規定の変更を認め「連邦政府が公認する団体として、政府の要望に従う義務がある」と説明した。

 同紙によると、米フェンシング協会は新たな規定が8月1日から適用されると表明。トランスジェンダーの選手も参加は可能だが、男子競技に限ると説明した。

 米国では保守派以外にもトランス選手の女子競技参加に懸念が強まっている。

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