世界陸連、女子種目で遺伝子検査

世界陸上東京大会の会場となる国立競技場の陸上トラック(JSC提供)

 世界陸連が今年3月に導入を決めた、女子種目に出場する全選手への遺伝子検査を、9月に東京で開かれる世界選手権の前に初めて実施する方向で準備を進めていることが20日、関係者への取材で分かった。近日中に正式発表される見通し。

 男性の特徴の発達に関わる、Y染色体上の「Sry遺伝子」を調べる検査を行い、クリアした選手のみが大会出場を認められる。

 世界陸連はこれまで、出生時の性別と自認する性が異なるトランスジェンダーの選手が男子として思春期を過ごした場合は女子種目への出場を禁止。女子800メートルで五輪2連覇のキャスター・セメンヤさん(南アフリカ)のように男性ホルモンのテストステロン値が高い女子選手は、その数値を下げなければトラック種目に出られないことなども規定に盛り込んできた。今回の措置の導入で、さらに厳格化される。

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