レスリング女子日本代表が19日、世界選手権(9月・ザグレブ)に向けた強化合宿を新潟県十日町市で公開し、パリ五輪62キロ級金メダルの元木咲良らが坂道を駆け上がり、スタミナ強化に努めた。元木は「自分を高めることが一番。強くなる」とりりしい表情で語った。
23歳の元木は世界選手権は過去2度の出場で優勝に届かなかった。「泣きながら(通路を)帰った風景と悔しさはずっと残っている。早くリベンジがしたい」と意欲を燃やした。
パリ五輪出場を逃した選手にとっては、3年後のロサンゼルス五輪へ大事な一歩となる。2022年同選手権68キロ級2位の石井亜海は「圧倒して勝ちたい」と力強く話した。