大相撲で昨年4月から閉鎖となっている宮城野部屋の処遇について、日本相撲協会が6月2日に臨時理事会を開いて協議することが29日、協会関係者の話で分かった。元幕内北青鵬の暴力問題により、師匠だった宮城野親方(元横綱白鵬)と弟子らは伊勢ケ浜部屋に所属している。
7月に師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が定年の65歳を迎えるため、部屋の継承についても調整する。後継者は照ノ富士親方(元横綱)となる見込み。宮城野親方は、部屋の復活が認められない場合の対応が注目される。佐渡ケ嶽広報部長(元関脇琴ノ若)は「今後の理事会で全部、話をしていく」と述べた。
宮城野親方を巡っては、相撲協会を退職する意向と週刊文春などが4月に報じた。本人は重ねて否定し、夏場所千秋楽の今月25日にも退職は「ないです」と明言した。