審判部長、大の里の綱取りに期待

 日本相撲協会で昇進問題を預かる審判部の高田川部長(元関脇安芸乃島)は9日、夏場所(11日初日・両国国技館)で横綱昇進に挑む大関大の里に対して「前に出て、力で圧倒する相撲を取ってもらえたらいい。そこが大の里の魅力、持ち味だ」と期待を寄せた。

 体調不良の影響で調整が遅れた大の里は、2日の横綱審議委員会による稽古総見では6勝10敗と振るわなかった。高田川部長は「稽古場は勝ち負けではない。場所前に調子が悪い方が、本場所で慎重に取っていいこともある」と述べた。

 関脇で11、9勝と続けている大栄翔には「ずいぶん前から大関候補。何が起こるか分からない」と含みを持たせた。

最新記事
復興願い、石川から世界へ
女子W杯、48チームに拡大
シャビアロンソ監督退団へ
柔道GS、玉置桃2位
DeNA林、祖父亡くし飛躍誓う