大相撲の春巡業は16日、茨城県つくば市で行われ、大関琴桜が関脇王鵬らと10番取って9勝1敗だった。初の綱とりに挑んだ初場所は5勝10敗に終わり、春場所は13日目にかど番を脱出した。夏場所(5月11日初日・両国国技館)へ向けて「過去は過去だが、もちろん悔しさはある。しっかりと準備するだけ」と巻き返しを誓った。
大関昇進や初優勝をつかんだ昨年から一転、今年は不振が続き「大関の重圧」を指摘する声もある。「その一言で片付けられるなら苦労しない。大関に上がらなければ味わえないこと」と努めて前向きに話した。