【北京共同】世界各国の主要な新聞社や通信社が参加する世界メディアサミットが7日、中国・北京の人民大会堂で開かれた。人工知能(AI)が急速な発展を遂げる中、AIの活用を踏まえた報道の発展とリスクなどについて議論した。
共同通信社の沢井俊光社長が開幕式で演説し、AIの有用性に触れつつ「誤情報や偽情報の拡散、著作権侵害のリスクもはらんでいる」と指摘。報道でAIを使用する際は「情報を扱うプロのジャーナリストの目利きがますます重要になる」とし、各国の報道機関が協力する必要性を訴えた。
サミットを主催した中国国営通信新華社の傅華社長はAIを積極的に活用する姿勢を示す一方で、実際には取材しないAIに基づく情報の危うさに言及した。AP通信のデイジー・ビーラシンガム社長やロイター通信のポール・バスコバート社長らも出席。AIの発展でフェイクニュースがあふれている現状を危惧する発言や、報道機関は「信頼できる情報」を発信しなければならないとの意見が上がった。
112の国・地域から約500人が参加した。