ずっと見ていても目が疲れません―。そんな眼鏡型端末(スマートグラス)やタブレット端末を部品メーカーが最新技術を駆使して相次いで開発した。ピントを手元に合わせる必要をなくすことで眼精疲労を軽減する仕組みが共通しており、疲れに悩む人には朗報となりそうだ。
電子部品大手のTDKは、文字や画像が視界に浮かび上がって見えるスマートグラスのレンズに埋め込む特殊なミラーを開発した。眼鏡のつるの内側からレーザー光で照射される情報をミラーが反射し、眼球の奥にある網膜に直接投影する。近眼や老眼といった症状に関係なく鮮明に見ることができる。
こだわったのは薄さだ。従来品はレンズ付近に厚みのあるミラーを付けていたが、150ナノメートル(ナノは10億分の1)まで薄くすることでレンズに埋め込むことが可能になった。
半導体関連機器や部品を手がける協同(東京)は、特殊なフィルターを組み込んだタブレット「マイオフリー」を開発。専用の眼鏡をかけて使うだけで、目は5メートル先を見る「平行視」の状態になり、疲れにくいという。