【ワシントン共同】日銀の植田和男総裁は6日、目標の2%に到達したと判断した物価上昇率について「(一時要因を除く)基調的なインフレ率が上振れるリスクも認識している」と警戒感を示し、2%前後に維持するために適切な金利の調整が必要だと強調した。「重要な節目だが、多くの課題が残されているという認識だ」と述べた。
ワシントンの国際通貨基金(IMF)のイベントに参加した。ゲオルギエワIMF専務理事との対談で、企業や家計がインフレ環境に適応できたかどうかを問われ、人々が2%の基調的な物価上昇を意識しなくなることが理想だと指摘した。
対談に先立ち、植田氏は「日本の経常収支黒字と企業行動の変容」と題して講演した。