エボラ出血熱巡り新ワクチン治験

世界保健機関(WHO)の本部=スイス・ジュネーブ

 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は4日、アフリカのコンゴ(旧ザイール)東部を中心に流行が続くエボラ出血熱について、2種類の新たなワクチン候補を臨床試験に追加すると発表した。いずれも今回の流行の原因となっている「ブンディブギョ株」に特化したワクチンで、試験結果は来年初めにも分かる見通しだとしている。

 新たな候補は英オックスフォード大とインドの研究所が共同開発したワクチンと、米バイオテクノロジー企業モデルナのワクチン。コンゴでは10月から、過去に流行した「ザイール株」に対する既存のワクチンを使った臨床試験が進められている。新たな2種類もコンゴ当局の承認を得た後、試験に加える。

 WHOによると、コンゴでは感染者が1万人、死者が5千人をそれぞれ超えている。テドロス事務局長は4日の記者会見で「一部の地域では感染拡大のペースが鈍化しているが、新たな流行地域が出現し続けている」と懸念を示した。

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