無名塾、能登最後の公演

能登では最後となる公演を終え観客の拍手を浴びる「無名塾」の俳優ら=3日午後、石川県七尾市の能登演劇堂

 昨年11月に亡くなった俳優の仲代達矢さんと妻が創設し、来年2月末で解散する「無名塾」が3日、石川県七尾市の能登演劇堂で、能登では最後となる公演を行った。ソーントン・ワイルダー作の「わが町」を上演。無名塾は同市で合宿を始めたことをきっかけに、40年以上地元住民と交流を重ねてきた。

 「わが町」は米国の架空の町を舞台に何げない日常の尊さを描く物語。住民ら460人を超える観客が訪れた。登場人物が墓参りをするシーンでは舞台奥の大扉が開き、屋外の自然と舞台が地続きに見える演出がなされた。最後には「ありがとう」の声と、鳴りやまない拍手が会場を包んだ。

 無名塾は1975年に設立し、95年に能登演劇堂が開館した。

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