【ニューヨーク共同】米中間選挙の上院選の激戦州、南部テキサス州で実業家イーロン・マスク氏が、民主党候補の新星タラリコ州下院議員を連日、X(旧ツイッター)で攻撃している。テキサスはマスク氏が率いるテスラとスペースXのお膝元。議席を争う共和党候補の苦戦に危機感を抱いているとみられ、巨額資金も投じてなりふり構わぬ支援に動いている。
「極左で過激派だ」「子どもを性別転換させ、国境を壊す」―。マスク氏は10月に入り、タラリコ氏を強い言葉で非難する投稿を繰り返している。1日に複数回書き込むこともあり、共和党候補への投票を呼びかけている。
マスク氏が最高経営責任者(CEO)を務めるテスラとスペースXは、共和党の牙城テキサス州に本社を置く。工場新設や拡張に当たり、自治体の補助金や税制優遇の対象になってきた。共和党候補パクストン州司法長官は、マスク氏に同調してきた人物だ。
タラリコ氏も黙っていない。Xで「上院議席を金で買おうとしている」と反発し「テキサスは売り物ではない」と巨額献金をやり玉に挙げて、批判の声を強めている。