GMO、脆弱性を2年以上放置

記者会見で謝罪するGMOインターネットグループの熊谷正寿社長(中央)=2日午後、東京都内

 GMOインターネットグループの熊谷正寿社長は2日、不正アクセス問題を巡り東京都内で記者会見を開き、子会社からセキュリティー上の課題を指摘されていたと明らかにした。2024年4月に専門家が懸念を伝えていた。脆弱性を2年以上放置しており、対応の遅れへの批判は必至だ。今回の攻撃者は今年8月5日に顧客のサーバー環境に侵入したことも公表。GMOが認識したのは10月20日だった。GMOは熊谷氏ら役員4人の報酬を3カ月間、最大30%減額すると発表した。

 一連の問題で会見は初めて。熊谷氏は会見冒頭で顧客の資産を毀損したことに対し謝罪した。GMOによると、社内の指摘後に施した臨時のメンテナンスで対応できたと判断した。熊谷氏は今回の攻撃まで経緯の報告を受けていなかったといい「仕組みの改善に向けて議論する」と語った。

 GMOは攻撃者の背後に北朝鮮系のハッカー集団がいる可能性が高いとの分析を政府に報告したもようだ。ただ熊谷氏は会見で「解析データをしかるべき機関に報告している」と述べるにとどめた。

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