瀬戸内海の離島にある国立ハンセン病療養所「大島青松園」(高松市)で31日、入所者と交流を続けている歌手の沢知恵さん(55)がコンサートを開いた。今年は患者の強制隔離を定めたらい予防法の廃止から30年。入所者ら約100人が力強い歌声に耳を傾けた。
沢さんは生後6カ月の時、牧師だった父と大島青松園を訪れ、1996年に再訪。2001年から園内でコンサートを開いている。
沢さんは、ピアノの弾き語りで、唱歌「故郷」や島への思いを歌った自作曲を披露。30年の節目となったが「ハンセン病に対する社会の理解は進んだでしょうか。根っこは変わっていない気がする。同じことを繰り返さないという思いを強くしている」と語った。