「第2青函トンネル」構想浮上

国土交通省

 北海道と本州を結ぶ青函トンネルと並行する「第2青函トンネル」構想が、国土交通省内で浮上していることが31日、分かった。井林辰憲国交相が9月の内閣改造前に提出した役職希望アンケートで、推進したいと明記。高市早苗首相も、政策の具体化を指示した。物流機能強化を期待する経済界などが求める構想だが、1兆円規模と見込まれる建設費など課題が多く、実現性は不透明だ。

 第2青函構想は、政策提言を行う一般社団法人「日本プロジェクト産業協議会」(JAPIC)などが提唱。JAPICの構想は、現在の青函トンネルの近くに全長約31キロで整備し、自動運転車専用の道路と鉄道貨物用の線路を設ける内容だ。昨年には自民党で推進議員連盟が発足した。

 現在の青函トンネルは鉄道専用で貨物列車と共用のため、北海道新幹線は通常、時速160キロに制限している。JAPICや議連は、貨物が第2青函に移り道路も整備されれば、新幹線高速化や物流機能充実につながると強調。開通から38年がたつ青函トンネルの老朽化対策や代替路確保にもなるとする。

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