農林水産省は30日、2027年産の主食用米の需給見通しを発表した。年間需要量を693万~710万トンと想定したのに対し、生産量の目安は693万トンに設定。現在店頭に並ぶ26年産の予想収穫量741万トンに比べると、48万トン少ない大幅減産になる。一方、加工品原料や飼料など非主食向けの生産は1・6倍の109万トンに増やすとし、コメ全体での減産幅は1・1%にとどめた。
同省審議会の食糧部会で示した。10万トン分の備蓄米の追加買い戻し方針も提示。ただ、買い戻しを実施しても28年6月末の民間在庫量は最大257万トンになる。適正量とされる180万~200万トンを依然上回り、コメ余りは長期化しそうだ。減産しても価格は下落が続く可能性がある。