【トレド共同】スペイン中部トレド県ウルダで高速列車が停止中の別の列車に追突した事故で、同国紙パイスは29日、捜査当局が列車の運行状況や運転士の操作を記録した「ブラックボックス」を回収したと報じた。当局は関係者の刑事責任の有無を調べる方針で、捜査が本格化しているもようだ。地元カスティーリャ・ラマンチャ自治州首相によると、事故の死者は69人。
スペイン外務省によると、事故に巻き込まれた外国人は20カ国以上の51人。うち1人が死亡、9人が負傷した。日本政府は日本人2人が乗っていた可能性があるとみて、現地大使館職員を事故現場に派遣し、情報収集に当たっている。
パイスによると、捜査当局は事故原因を調べる調査委員会と協力し、追突した国営鉄道レンフェの高速列車のほか、追突された別の鉄道会社イリョのブラックボックスの分析も進める。さらに首都マドリードの指令センターから列車の運行データを収集、事故があった28日に列車と交信した指令員を事情聴取した。
事故は28日午前8時53分に発生した。