小泉防衛相「専守防衛は不変」

ASEAN拡大国防相会議で演説する小泉防衛相=29日、フィリピン中部セブ(防衛省提供・共同)

 【セブ共同】小泉進次郎防衛相は29日、フィリピン中部セブで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大国防相会議に出席し、年内に予定する安全保障関連3文書改定に理解を求めた。「専守防衛は決して変わらない。日本は透明性で範を示す」と述べた。高市政権の防衛力強化方針を「新型軍国主義」と非難する中国を念頭に置いた発言とみられる。

 殺傷能力のある武器の輸出を解禁した4月の防衛装備移転三原則と運用指針の改定にも言及。「変わるのは自国を守り、この地域に貢献する能力だ」とした上で「戦後、平和国家として歩んできた道、法の支配、主権の尊重は変わらない」と訴えた。

 対話の重要性も説き「誤解と衝突を防ぐ」と強調。「あす、海上で重大な事態が起きたとき、最初の一本の電話を迷わずにかけられるか」が危機管理で大事な要素だとの認識も示した。

 小泉氏は会議後、3文書改定を巡り「説明が欲しいのであれば、中国も含め全ての国に説明する」と記者団に話した。「厳しい安保環境に直面しているからこそ、対話を重ねて信頼を築くことが重要だ」とも語った。

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