トヨタ自動車は29日、欧州連合(EU)が検討する欧州製の電気自動車(EV)優遇策を巡り、近健太社長が訪日したドイツのメルツ首相に対し、日本で生産した自動車をEU生産車と同等に扱うことを求めたと明らかにした。それが顧客や自動車産業、自動車文化にとって「一番良いと考えている」と伝えた。メルツ氏の反応は明らかにしていない。
トヨタによると、同日朝、日系企業とメルツ氏との懇談で伝えた。近氏は今後も顧客に多様な選択肢を提供したい考えを表明し「相互に利益のある安定した自由貿易環境のもとで、欧州と日本が連携していく重要性」を強調した。トヨタがドイツで顧客や販売店などに支えられていることへの謝意も示した。