794年に遷都された平安京の中心部・内裏跡(京都市上京区)の発掘調査で、天皇の侍医や役人が控えた建物「安福殿」の大型柱穴や溝の遺構が初めて確認され、京都市が28日、報道機関に現地を公開した。専門家は「内裏の正確な復元につながる貴重な発見だ」としている。
安福殿は回廊に囲まれた内裏の南西に位置する。医療や薬務を担い、武器庫としての機能も持ち合わせていたとされる。
発掘調査は建物の新築計画に伴い、9月から実施。柱穴は一辺約1・8メートル、深さ約1・4メートルの掘っ立て柱式で、安福殿の南西端に当たる場所で確認された。