【ソウル共同】日本人2人を含む160人(関連死含む)が死亡したソウルの繁華街、梨泰院の雑踏事故から29日で4年。犠牲になった埼玉県出身の留学生、小槌杏さん=当時(18)=の父、正成さん(53)が28日、ソウルで取材に応じ「4年たった今も娘に会いたい、声を聞きたい、もう一度笑顔を見たいという思いに変わりはない」と心境を述べた。
事故は、ハロウィーンを楽しもうと集まった多くの若者らで大混雑となった中、幅約3メートルの坂道で大勢の人が折り重なるように倒れるなどして多数の死傷者が出た。当時の警察幹部らが刑事責任を問われたほか、真相究明や再発防止に向けて設置された特別調査委員会が調査を進めている。
正成さんは「亡くなった一人一人にかけがえのない人生があったことを決して忘れないで」と強調。「同じことを繰り返さないでほしい」と再発防止を強く求めた。
日本人のもう1人の犠牲者、北海道根室市出身の冨川芽生さん=同(26)=を含め外国人は計26人が亡くなった。