モーター大手のニデックは27日、創業者の永守重信氏や岸田光哉氏ら歴代5社長を含む9人の責任を追及する損害賠償請求訴訟を起こすと発表した。請求額は検討中という。不正会計問題を受け設置した「役員責任調査委員会」の調査報告書を基に判断した。
ニデックは、歴代社長らが職務を怠ったなどとして損害賠償責任を負うべきだとしている。歴代社長は他に創業メンバーでもある小部博志氏と、吉本浩之氏、関潤氏。準備が整い次第、提訴する。
ニデックが20日に公表した調査報告書は、永守氏と小部氏が会計処理で業績目標の達成を最優先し、達成できた範囲内で不健全な資産の処理を認めるという誤った考え方を持っていたと指摘した。歴代社長らも誤った処理方針を是正せず不正会計につながったとした。不正会計の調査費用など276億円の損害との因果関係も認めた。
ニデックは3月、会計問題で多数の不正を認定した第三者委員会の報告書を公表した。役員の法的責任を調べるため責任調査委も設置した。